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中学受験での塾選びのコツ

2020/10/20
個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸 個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸

首都圏では5人に1人が中学受験をおこなっているといわれておりエリアによっては同級生の半数以上が中学受験に挑戦するエリアもあるようです。中学受験で合格を勝ち取るには一般的に通塾が必要だといわれています。そこで今回は東京/神奈川で個別指導塾ライトハウスアカデミーを運営されている安田塾長に塾選びのコツをお伺いしました。

塾にはどんな種類の塾がある?

いろいろな整理の仕方があると思いますが大別すると「集団塾」と「個別塾」に分けられると思います。志望校や受験タイプ、目的によって中学受験塾、高校受験塾あとは補習塾などの種類で分類することも出来ると思います。

「集団塾」「個別塾」に向いている性格やタイプは?

集団塾には向いている生徒、向いていない生徒さんがいると思います。集団塾だと授業のペースも決まっていますし1人1人に合った授業は出来ません。逆に受験などゴールから逆算したカリキュラムが出来上がっており塾のカリキュラム通り学習をすすめていれば合格につながる学力が付けられます。
ですから「塾の授業のペースについていける」「家庭学習で塾の復習ができる(保護者が勉強を見てあげる時間がある)」場合は集団塾で成果を出せる可能性があります。あとタイプ的には「塾で積極的に質問ができる」ようなお子さんも集団塾に向いているかもしれません。
逆に「塾の授業のペースについていけない」「宿題などに時間がとてもかかる(保護者に勉強を見てあげる時間がない)」場合などは集団塾だけで成果を出すのは難しい場合が多いです。個別塾は先生との相性はあるでしょうが生徒に合った指導が出来ますので向いていないお子さんはいないのではないでしょうか?ただ集団塾が提供している授業時間を個別指導で全てカバーしようとすると予算が大きくなってしまうのと集団塾のような競争が発生しずらいので競争が向いているお子さんには集団塾が向いていると言えるかもしれません。ただ、その場合も最近は集団塾と個別塾/家庭教師などの併用も多いと思います。

大手進学塾に通学中の方々のサポートもしているとお聞きしましたが各塾の特徴など教えて下さい。

はい。大手塾との併用をしている生徒さんも多いため生徒さんたちのサポートから感じる各塾の特徴なので参考程度に聞いて下さい。

■SAPIX
最難関校受験にきわめて優れた塾だと思います。カリキュラムも素晴らしいですし講師の方々も優主な方々が揃っていると感じます。しかし難関校を目指すお子様以外にはSAPIXのテキストは難しすぎ消化不良を起こす生徒が散見されます。また難関校以外を目指すお子様は志望校対策を塾だけでは難しく各家庭で、独自に取り組む必要があると思います。

■日能研
中学受験の最大手で独自テキストもあり独自の指導メソッドが確立されています。
ただカリキュラムの量が多くスピードが速いのも特徴です。合格から逆算したカリキュラムが出来上がっておりペースが合えば力は付きますが「塾の授業のペースに合わない」と自力で追いつくのは厳しいかもしれません。

■四谷大塚対策(準拠塾を含む)
中学受験塾の中でも老舗といえる塾です。「予習シリーズ」は中堅校から難関校を狙う生徒には、完成された素晴らしいテキストであると言えます。しかしAコースの子には、少し難しすぎて消化不良を起こしている生徒が散見されます。逆にCコースで上位レベルを狙う子には、やや物足りないものとなっています(特に改訂後の算数)。

■早稲田アカデミー
早稲田アカデミーは合う生徒、合わない生徒が分かれる塾だと思います。ノリが良いお子さん、体育会系のお子さんに合う塾ですが内気なお子さんには合わないこともあると思います。テキストは四谷大塚の「予習シリーズ」を使用しています。また中学受験を検討している小学生だけでなく受験を考えていない小学生、中学生、高校生まで対象が広いです。中学受験でも国立、私立受験だけでなく公立中高一貫校受検などのコースも提供しています。

■栄光ゼミナール
もともとは高校受験で躍進した進学塾のためか、中学受験は比較的、中堅校までの合格者がメインとの印象をうけます。子供ひとりひとりの「学ぶ力」を伸ばすために「少人数グループ指導」をとっているのが大きな特徴です。また中学受験を検討している小学生だけでなく受験を考えていない小学生、中学生、高校生まで対象が広いです。中学受験でも国立、私立受験だけでなく公立中高一貫校受検などのコースも提供しています。

■TOMAS
中学受験では単独での実績は多くないと思いますが中学受験での実績も多い個別指導塾です。大手塾との併塾も多いと思います。

■東京個別指導学院
中学受験では単独での実績は多くないと思いますが中学受験での実績も多い個別指導塾です。学生アルバイトの活用が上手で講師が若く活気があります。

■その他
最近は「浜学園」「希学園」「馬淵教室」など関西で実績があがっている塾が首都圏に進出していますが首都圏での実績では、まだ首都圏をメインでやっている塾の方が実績を残せている印象です。

あとは公立中高一貫校向けだと東京都だと「ena」「早稲田進学会」「大原予備校」「早友学院」などの塾が合格実績が多く、神奈川県だと「湘南ゼミナール」「臨海セミナー」「中萬学院」などで合格実績が多いです。ちなみに私が塾長をしている「ライトハウスアカデミー」でも神奈川県の公立中高一貫校受検コースを提供しています。

塾にはいつから通うのが良い?

志望校や学力によっても違いますが「小学3年生の2月」が通塾開始の目安です。 なぜ "2月" なのかと言うと進学塾の新学期のスタートが2月だからです。 「小学3年生の2月」は新4年生のスタートで多くの塾で志望校向けのカリキュラムがスタートします。
※ただし一部の塾は「小学3年生の2月」になる前に定員になってしまい通うことが出来ない教室もあるようなので注意が必要です。

ちなみに同じ中学受験でも公立中高一貫校の受検だと小5からの通塾開始が目安です。"まずは優秀な生徒を集めているというのが1番の要因だと思います。その上で私立の中高一貫校と同じように6年間の一貫した教育プログラムを受けられます。また授業の質も高く思考力を重視した授業が提供されていると思います。

塾選びのポイントは?

塾選びのポイントは人によって違います「志望校の合格実績」「自宅や最寄り駅からの近さ」「宿題の量やテストの見直しなど家庭の関与」「予算」など重視するポイントは違うと思います。どれも大切なポイントですが私がオススメしているのは通塾候補の塾には必ず行って教室長などと対話することです。各ご家庭が重視しているポイントを直接相談をして誠意のあるアドバイスなどをもらうことが出来るかを基準にすると良いと思います。

安田塾長ありがとうございました。塾によって、それぞれ特徴があることを理解することが出来ました。

神奈川県の公立中高一貫校受検特集はこちら

公立中高一貫校受検特集 神奈川県
個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸 個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸

子どもたちの教育に愛と情熱をそそぎまくる熱血塾長!「生徒と保護者の成長と成功に貢献」できることが一番の楽しみ。KADOKAWAから出版している「面接のオキテ55」、「小論文のオキテ55」も好評発売中!プライベートでは、夜中はスケボー。休日にはサーフィンに夢中。ひそかにプロサーファーを夢見ている!?

WEB:https://www.light-ac.jp/

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