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保護者の方々に知って欲しい『7つの習慣』

2020/12/10
株式会社FCEパブリッシング /「7SALON-7つの習慣 出版社公式オンラインサロンー」オーナー 大司 奈緒(たいし・なお) 株式会社FCEパブリッシング /「7SALON-7つの習慣 出版社公式オンラインサロンー」オーナー 大司 奈緒(たいし・なお)

全世界で4,000万部、日本国内でも240万部を販売する世界的ベストセラーである『7つの習慣』。多くの社会人に影響を与えてきた『7つの習慣』の考え方は、 ビジネスパーソンの自己啓発書としてだけではなく、子供の教育にも活用できると言うことで『7つの習慣』を出版しており、過去には『7つの習慣』子供むけ授業プログラム開発など、教育事業にもかかわってきた、FCEパブリッシングの大司奈緒さんにお話を伺いました。

『7つの習慣』とは?

『7つの習慣』は今から約30年前、アメリカ建国200年を機に、スティーブン・R・コヴィー博士が、これまでの偉人賢人等、いわゆる成功したと言われる人たちの共通点を研究し、
長期的・継続的に好ましい結果を手に入れるための習慣をまとめた書籍です。
大きな特徴は著者のスティーブン・R・コヴィー博士の体験や経験をまとめた本ではなく過去200年の成功に関する文献の研究で偉人・賢人の共通点を「7つの習慣」として、体系的にまとめてあることです。

ビジネスや自己啓発だけでなく子供の教育にも活用できるのでしょうか?

はい、活用できると思います。
実際に弊社のグループでは全国の学校や学習塾で小学校4年生以上向けに『7つの習慣』の授業も提供していたりします。

『7つの習慣』とはこの7つからなっています。
大きくは3つのプロセスにわかれており、第1~第3の習慣が「私的成功」、次の第4~第6の習慣が「公的成功」、第7の習慣が「再新再生」というプロセスになっています。まずは自分自身、そして周囲との関係、最後にそれらを磨き続ける、という流れです。

その中でも小学生から中学生くらいまでのお子さんに、特に今求められていると感じるのが
「主体的である」「終わりを思い描くことから始める」「最優先事項を優先する」の「私的成功」の部分です。

また書籍の中では「主体的である」の前に書かれている「パラダイムシフト」に関する考え方もお子さん達の
教育という観点では重要だと思います。

「パラダイムシフト」に関する考え方に関して聞かせて下さい。

「パラダイムシフト」とは状況・物事に対する見方・考え方(とらえ方=パラダイム)が変わることです。

お子さんが自分自身のことを「どのようにとらえているのか?」そして保護者の方がお子さんを
「どのようにとらえているのか?」そして「どのように伝えているのか?」も重要だと思います。

例えば教育に関心の高い保護者の方とお話をしていても

「この子は集中力がないんです」
「この子は何をやっても続かないんです」

などお子さんの目の前で、お子さんを否定するような発言をされる保護者の方もいらっしゃります。

お子さんの成長を願うがゆえに「奮い立たせたい」との想いからの発言だったりすることが多いと思いますが、
お子さん達は自分のことを「集中力がない」「継続力がない」人間なんだととらえるようになってしまう可能性もあるのです。

本当は好きなことには集中力を発揮したり、違う個性があるかもしれませんが、それを押し殺してしまうような「成長を阻害する」可能性のあるパラダイム(とらえ方)をもってしまうということですね。

「どうせ私は集中力がない…」など自分に限界を設けるようになってしまうパラダイムを「自己制限パラダイム」ということもありますが、逆にいうと、自分をポジティブにとらえるようなパラダイムをもつことで、さらなる可能性を引き出すきっかけとなることもあります。

小学生から中学生くらいまでのお子さんが自分自身のことをどういうパラダイムで見るかどうかは、
保護者の皆さんの接し方も大きな影響を与えていると思います。

保護者の皆さんがお子さんを信じて、お子さん自身が自分のことを前向きにとらえられるように、まず「自分のお子さんをどうとらえているのか」という視点も持ちながら、ぜひ接してみて欲しいと思います。

1つ目の習慣である「主体的である」に関して教えて下さい。

「主体的である」と言う言葉は「積極性」と捉えられがちな言葉ですが、
7つの習慣では「主体的である」ことを「積極性」と言う意味とは捉えていません。
「主体的である」ことを7つの習慣では「自分で選択をする」ことと定義しています。

小学生や中学生が日々の生活で大人と同じくらいの意思を持って選択をして過ごすことは稀かもしれませんが自分の意思を持って選択をして行動することが「主体的である」ことのスタートです。

「自ら考え、選択し、行動する」上でも「パラダイムシフト」が大きな影響があると思います。
物事を「どのように捉えるのか?」が「どのように選択するのか?」によって、そのあとの行動が変わるからです。

「自分で選択をしたこと」は「他の人に言われてやっていること」よりも高い
成果を出す可能性が高いことは多くの方が実感したことがあるのではないでしょうか?

ですから勉強なども、お子さん自身が勉強することを「選択」できるようにサポート
してあげると良い結果に結び付く可能性は高まると思います。

どうすれば子供が自分から勉強する選択をするようになるのですか?

それは2つ目の習慣である「終わりを思い描くことから始める」も関係すると思います。

例えば中学受験を例にあげると「〇〇中学に合格したい」と言う目標を設定して中学受験に
挑戦しますよね。英語学習でも「英検3級を取得する」のような目標を設定して勉強を開始すると思います。

もちろん目標も大切なのですが目標に加えて、目的を持つことが重要だと考えています。
「〇〇中学に合格したい」と言う目標だけでなく「なぜ合格したいのか?」「合格してどうなりたいのか?」
を考えることが「終わりを思い描くことから始める」と言うことです。

「将来どんな仕事をしたい」ということでもいいですし、「こんな学校生活を送りたい!」「あの制服を絶対に着たい!」という身近なことでもいいと思います。
中学受験など小学生が「終わりを思い描くことから始める」うえでは親子で話しながら目標と目的を決めていくと
お子さんでも「終わりを思い描くことから始める」ことができると思います。

「目標」と「目的」が定まっているとお子さんは自分から勉強する選択ができるようになります。

3つ目の習慣である「最優先事項を優先する」に関しても教えて下さい。

「7つの習慣」を実践するツールに「フランクリン・プランナー」と言う手帳もあるのですが
この手帳では、1週間ごとに今週の自分にとっての最優先事項を書き出して1週間をスタートさせます。

やるべきことは沢山あると思いますが、まずは「自分の目的や目標に対して重要なこと」つまり、最優先にすべきことを選択することが求められます。

「公的成功」や「再新再生」のプロセスで保護者が大切にすべき習慣はありますか?

全ての習慣が大切ではありますが保護者の方に特に大切にしてもらいたい習慣が
第5の習慣である「まず理解に徹し、そして理解される」です。

家族だからお互いに理解しているという前提で接していることが多いと思うのですが、
お子さんが何かに躓いている時に「なんで、そうなっちゃうの!」と叱るのではなくて
お子さんが「その時」に「何」を「どのように捉えて」「どうしたいと思っているのか」を
まずは理解してあげる時間をつくってあげることは親子の信頼感を高める上でも重要だと思います。

あとは最初にもお話した「パラダイム」に関する考え方も重要だと思います。

もっと「7つの習慣」を知りたい場合はどうすれば良いでしょうか?

是非「7つの習慣」の書籍を読んでもらえればと思います。今年発売した「完訳 7つの習慣 30周年記念版」は、著者のコヴィー博士のご子息であるショーン・コヴィー氏の原稿も追記されており、どのような家族であったのか、その接し方が書かれているので、参考にしやすい部分もあるのではないでしょうか。
親子で読むなら「ぼくに7つの習慣を教えてよ!」と言う書籍もおすすめです。

あとは弊社のグループ会社である株式会社FCEエデュケーションでは小学校4年生以上を対象に「7つの習慣J」という授業をITTO個別指導学院でも提供していますし、学校の授業として取り入れていられてもいます。

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公立中高一貫校受検特集 神奈川県
株式会社FCEパブリッシング /「7SALON-7つの習慣 出版社公式オンラインサロンー」オーナー 大司 奈緒(たいし・なお) 株式会社FCEパブリッシング /「7SALON-7つの習慣 出版社公式オンラインサロンー」オーナー 大司 奈緒(たいし・なお)

慶應義塾大学文学部卒。教育事業を経て、当時東証一部上場のコンサル企業へ入社。(現)FCEエデュケーションにて「7つの習慣®」の子ども向けプログラム開発職を経て、同グループにて企業リーダー向け「7つの習慣®」研修サービス立ち上げに携わる。マーケティング、他新規サービス・プロダクト立ち上げ責任者を歴任し、現職。

https://www.7hj.jp/



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