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公立中高一貫校の費用や、受検で得られる力とは?

2020/12/23
個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸 個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸

中学受験はお子さんの未来を左右する重要なライフイベントです。これまで進学について真剣にお子さんと話し合う機会がなかったご家庭でも、「中学受験させるべきかどうか」で悩むことでしょう。2020年11月15日に開催された「「専門家/在校生・先輩保護者から学ぶ 公立中高一貫校受検セミナー」」にて、個別指導塾ライトハウスアカデミーの安田塾長にお話いただいた内容をご紹介します。

公立中高一貫校の受検させるべき?

小学生のお子さんを持つ保護者なら、中学受験をさせるかどうかで一度は悩まれることと思います。私立なのか公立なのか、さらには中高一貫校が良いのかなど、検討すべきポイントはたくさんあります。

特に保護者の方が知りたいであろう「公立中高一貫校の受検」について、お子さんの未来を守るという側面からメリットをお伝えします。

結論から申しますと、お子さんには絶対に公立中高一貫校の受検をさせるべきです。その理由は、3つあります。1つめは「自立できる真の学力が身につくこと」、2つめは「落ちても人生設計が超有利になること」、そして3つめが「保護者が破産しても大丈夫であること」です。以下、順番にご説明します。

公立中高一貫校の受検は大学受験に有利?

これまでの入試問題は知識や記憶を頼りに正解を導き出す傾向が強かったのですが、公立中高一貫校でおこなわれる適性検査は、問題解決能力や主体的に学ぶ力が求められる内容へと変化しています。これは、2021年度から変わる大学入試の影響を大きく受けています。

その背景には、社会で必要とされる力が変わり、必要な学びの要素自体も変わったことがあります。これまでの入試では知識・技能、思考力・判断力・表現力が求められましたが、これからは知識・技能、思考力・判断力・表現力にプラスして、問題・課題発見能力、問題解決能力、主体的に学ぶ力、多様な人々と協働しつつ学習する態度が必要です。特に、問題・課題発見能力、問題解決能力は早い時期から学ばないとなかなか身につけるのが難しい力です。公立中高一貫校の受検を体験することで、小学生のうちから大学受験合格に必要なこれらの能力を鍛えられるため、将来的に自立して生きていく力が身につくわけです。

公立中高一貫校の受検が不合格でも「考える力」が鍛えられる

惜しくも不合格だった場合、落胆する我が子を見て落ち込んでしまうでしょう。「初めから受検させなければよかった」と思うかもしれません。しかし、安心してください。受検したことは決してムダにはなりません。いや、むしろお子さんにとってプラスの影響があります。

そもそも私立受験と公立受検では、問題を解くために求められる力がまったく異なります。私立中学では思考力よりも知識量が求められますが、これでは将来に必要な「自ら考えて課題を解決する能力」が育ちません。公立中高一貫校の受検では、高い思考力を使って解く問題が出題されます。受検対策では、論理的に物事を捉え、整理し、回答を導き出す力をつけるための勉強に取り組みます。こうした力は高校受験や大学入試対策にも役立つので、公立中高一貫校の受検すること、それ自体に意味があると言えるでしょう。

公立中高一貫に不合格でも高校受験でリベンジ可能

公立中高一貫校に合格できなかったとしても、まだ巻き返しは可能です。併願ではなく一校に絞っていた場合、公立中高一貫校の受検を突破できなかったら地元の公立中学校へ進学することになるでしょう。

公立中学校へ進学したら、次の進学目標を高校受験に設定することで、勉強の準備に早めに取り組むことができます。通常、公立中学校へ通う生徒が高校受験を準備する時期は中2の夏、遅いケースで中3から始めるという生徒もいます。しかし、それでは手遅れになってしまうこともあります。

公立中高一貫校に合格できなかったお子さんの中には、受検した翌からを増やして難関の高校受験に見事合格した、という例もあります。

公立なら学費を抑えて子供の進学を応援できる

公立は、「親の経済状況にかかわらずお子さんの未来を選べる」といす。保護者としては、お子さんの進学を応援したい気持ちはあるけ、家計に響くリス最大のネックだと思います。公立中高一貫校の学費は私立よ低いので、家計を圧迫しないというメリットがあります。ベネッセの教育情報サイトによると、入学から卒業までの6年間にかかる費用は、私立の780~1080万円に対して、公立(都立)では354~390万と、私立中高一貫校より最大で約600万円以上の費用差があります。

※参照サイト:中高一貫校に通わせたい 6年間にかかる費用とそのリアル|ベネッセ教育情報サイト

そして、大学へ進学する道においても費用面で大きな差があります。公立中高一貫校に通った生徒は、進学先として一般的に国立大学を選ぶ傾向にあります。例えば、私立大学の医学部へ進学するとしたら6年間の総費用は平均4000万ほどです。しかし、国立大学の医学部へ進学した場合、総費用は約350万円と圧倒的に費用を抑えることができます。

このように、お子さんの将来の進学先を検討する際に「私立でないと絶対にダメ」ということはなく、公立を選択肢に入れることで家計の負担を抑えつつ、お子さんの未来を明るいものにすることができるわけです。

公立中高一貫校の受検はお子さん自身が一番得する!

公立中高一貫校を受検させるべきかどうか悩んでいる保護者の方は、不合格になることを恐れずにお子さんに勧めてみてはいかがでしょうか。大学受験に必要な「論理的に解決する考え方」のベースが身につき、学費も家計を大きく圧迫しません。そして、受検に落ちることは決して、お子さんの恥ではないということも、しっかりと伝えてあげる必要があります。受検というライフイベントを通して学ぶことは、必ずお子さんの成長の糧になるのです。

神奈川県の公立中高一貫校受検特集はこちら

公立中高一貫校受検特集 神奈川県
個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸 個別指導塾ライトハウスアカデミー代表 安田 浩幸

子どもたちの教育に愛と情熱をそそぎまくる熱血塾長!「生徒と保護者の成長と成功に貢献」できることが一番の楽しみ。KADOKAWAから出版している「面接のオキテ55」、「小論文のオキテ55」も好評発売中!プライベートでは、夜中はスケボー。休日にはサーフィンに夢中。ひそかにプロサーファーを夢見ている!?

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